フィリップが淡々と地味な作業を続けているときに放った一言

基地でやってた”チェック”も含めて こういう途方も無い作業ずーっとやってると
これって意味あんのかなーって
ちょっと考えちゃったりさ…

宇宙兄弟 35巻 #327 自分への言葉

これは、誰しもが思うことなのではないでしょうか。
自分がやっている仕事、自分がやっている勉強、作業など淡々と繰り返していると、ふと思うことがありました。

自分はそんなときこそ腐ってしまっていました。
やっつけ仕事ばっかり任せやがって
という感じで、適当に仕事をしていた気がします。

若さのせいではない・・・きっと。

でもここでムッタがソユーズを日本のロケットで打ち上げた福田さんのことを例えとしてフィリップに話します。

途方も無いチェック項目を一つずつ何回も何回もシミュレーションしたと思う、その結果打ち上げ成功し、自分たちが助かるんだ、と。

自分たちのやっていることの意味を探す必要はない
やったことの結果が誰かの意味あることになればいいんだ

と、ムッタ。

そして、その言葉自身自分への言葉だったと気づくわけですね。



これはなんだかジーンと来たというか、深く突き刺さりましたね。

目先のことばかりにとらわれていた自分にとっては痛い話ですが、ふと振り返ったり、この先のことを考えると、時分のやっていることは誰かのためになっているんだ、ということに気づくと思います。

と、あのときの若い自分に言い聞かせたい。(汗)

意味など探すな
自分が楽しんだ結果、喜ぶ人がいる
これ以上のことがあるか
これが
 私の天職だ
と、シャロンを思い浮かべながら、思うわけです。

そして、宇宙兄弟は、一つのクライマックスを迎えようとしていました。